ディスレクシアのお子様の英語学習方法
英語学習障害スクリーニングで一人一人異なったストレスレスな学習方法を見つける
お子様の兆候によっては数の操作・思考力などからもアプローチし、
効果的でストレスの少ない一人一人異なった学習方法で英語習得を目指します。
初回カウンセリングにてお子様、親御様が困っていることと、目標をお聞きいたします。
その後オリジナルのスクリーニングでお子様の英語の読み書きの困難箇所だけではなく、障害の特性をできるだけ明確にし、一人一人異なった学習方法をご提案いたします。(5歳から17歳までのお子様)
文字の定着、読みやすさを探す
文字の反転や似ている文字の識別、アルファベットの様々な発音など基礎の定着から、文章を読めるようになることを目指します。文章が読みにくい原因は人によってさまざまな為、フォント、行間、色などお子様にとって読みやすい環境を見つけます。少しづつ読む量を増やし、読み間違えを少なくし、少しでも早く読めるようになるように導きます。
文字を正確に早く読めるようになることで、読むことでの疲労感を軽減することにつながり、拒否感をなくすことを目指します。
(文字が躍る、動く、ねじれるなどの症状のあるお子様は対応できませんのでご了承ください。)
視覚、聴覚、運動感覚・触覚を使うことで、文字と音を結びつける
英語圏の幼児が学習するように、アルファベットの発音から確認いたします。s という文字は(息の抜けた)スという音、aは口を大きく開けたエに近いアという音、tは舌で上顎を弾いて出すトゥという音というように、一つの文字に一つの読み方があり、この三つを組み合わせると at, sat という単語になることを学びます。読みの次には書くことができるように導きます。基礎はフォニックスですが、目で覚えるだけでは定着しないディスレクシアのお子様には、リズム=運動感覚や触覚で覚えることも指導いたします。また、「構成把握能力」「作業能力」「指先の調整能力」などの知能因子のチェックをするために、図形の描写や数の基礎も確認しながら学習を進めます。
リスニング力をつける
カウンセリングを通じてお子様の得意分野や興味に基づいたコンテンツを厳選しリスニングの教材といたします。
英語学習の4技能のうち「聞く」ことを得意にすることが期待できるだけではなく、興味のある分野に基づいた活動や課題を提案することで、成功体験を積む機会を創出することにつながります。成功体験を通じて自己肯定感が高まり、ポジティブなスパイラルを生み出すことができます。